今日、8月13日は
僕の師匠、『佐渡川 準』先生の
命日になります。
亡くなられてから
7年になります…。
早いなぁ…。
今年は遠出ができなく
お墓参りにいけないので、
代わりと言ってはなんですが、
先生へ手紙を書きました。
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【佐渡川 準先生へ】
先生の基で働く前、
初めて入ったアシスタント先での経験がトラウマになって、
アシスタントという仕事に失望感を持っていた自分に、
ものすごくフレンドリーに接してくれて
緊張をほぐしてくれましたね。
先生自体も初の連載ということで忙しい中、
わざわざ駅まで迎えに来てくれて、
仕事中も素人同然の下手くそだった自分に、
「ここをこうするとより上手く見えるようになるよ」
とテクニックを教えてくれました。
歳が同じで、話も妙にあって、
「ここでアシスタントできたらいいな」と思っていたので
「レギュラーで入ってほしい」と言われたときは
とても嬉しかったのを覚えています。
レギュラーアシスタントになって、
仕事をする中で、妥協せず、時間が可能な限り
クオリティを徹底する姿勢など
プロの意識を教えてもらいました。
なのに、あまりまじめなアシスタントでは
なかったのは本当に申し訳ないと思っています。
なかなかアマチュア気分が抜けず、
先生に頼ってばっかりでしたね。
アシスタントを辞めて、地元に戻った後も、
定期的にやり取りをして、
遊びに行った時もアニメ化が決まり、
忙しいにも関わらず相手をしてくれました。
だから亡くなられたと聞いたときは
本当に悲しかったし、信じられませんでした。
アシスタントをした先生や、
マンガを教えてくれた先生は
他にもいらっしゃいますが、
僕の師匠は佐渡川先生だけです。
先生が教えてくれたことは今、
この仕事をしている中で
とても活きております。
僕の描くマンガの根っこには
佐渡川先生のスタンスでできているのです。
先生は僕が出会ってきた人の中で一番強くて、
ぶれない人ってイメージですが、
やっぱりもっと本音を聞かせて欲しかったなぁ、
悩みがあったなら話して欲しかったなぁと
思ってしまうのも本音です。
もっともっと、先生のマンガ読みたかったなぁ。
これからもマンガの仕事を続けていくうえで、
先生の教えは忘れずに、先生を目標として
頑張っていきたいと思います。
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来年は、ちゃんとお墓参りに行けることを
祈っています☺
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